【タイではお酒を買える(飲める)時間、買えない(飲めない)時間があります】
「タイにはお酒を買える(お店で提供する)時間帯と、お酒を販売しない(お酒は出さない)時間」というルール(タイの法律)があります。ご存知でしたか?タイ雑貨やの店主である私は2012年の春の当店創業時にバンコクのセブンイレブンで、その事を知らずに時間外にも関わらず大好きなタイビールをレジまで持参してお金を払っても売ってもらえない。そんな悲しい経験を何度もしました。ルールを知りませんでした。
ちなみにだいたい「タイのお酒、アルコール販売対象時間外」はテープのようなもので封鎖してある事が多いです。当時はそんな事は知らないので「テープ」を無視するような格好でレジにシンハービール、チャーンビールをかご一杯に詰め込んで。レジで1000バーツ札を出すもセブンイレブンのタイ人の店員さんは困り顔。無知は恥です。
『タイ国内でお酒、アルコール類を販売、提供していい時間 「AM11時~PM14時」「PM17時~PM24時」』
の間だけなのです。※記事作成時点。
裏を返せばこの時間から外れてしまうとアルコールが手に入らない、飲めないということです。(販売禁止時間はお酒コーナーがやんわりと閉鎖空間になったり、ロープが張られたり。事情を知らないお酒を求める外国人が、お酒買いたいんだけどと タイ人店員さんに尋ねるというのはよく見る光景)
例えば、セブンイレブンに夕方16時に行って、シンハービールをレジに持っていっても、店員さんも怪訝な表情をして、ほとんどの場合は売ってくれません。南国タイの旅行中なんで朝食時や午前中に「軽い罪悪感を抱きながらも軽くビール」でもという気分も、時間帯によっては 弾き返されることもあります。
何故こんなルールが存在するのかと疑問だったのですが、諸説ありますが。お酒を時間制限設けずに終日販売していると、お酒ばかり飲んで働くなるからという説。タイではお酒、アルコール類やタバコは仏教的にも忌み嫌う存在である事という説。タイのテレビでは外国の映画の飲酒喫煙のシーンはモザイク処理がされていたり。そのくらい厳格です。
尚、風俗産業、性産業などピンクな部分はかなり奔放であるというギャップ。何ともチグハグな感じを個人的には感じています。ギャップ萌え。
【タイ旅行。タイのルールを尊重して守ろう】
タイのルールはタイのルール。タイ旅行。24時間販売している日本と時間を制限しているタイ。24時間お酒とアルコールを販売をした方が実は勤勉に働くのではないか?そんな皮肉めいた突っ込みは置いて置いて。タイの法律とルールはきちんと守りましょう。それはタイに旅行する我々日本人旅行者は、タイという国に、家にお邪魔しているお客さんというイメージ。よその御宅でトイレをお借りする時。家主に断りもなく勝手にトイレを使ったりはしないと思います。あくまでも一時的に「タイ旅行」でお邪魔しているという意識が大事だと思います。
【本末転倒・タイ旅行でタイビールの制限を受ける。「タイの酒好き」が生み出した知恵】
タイ雑貨屋店主の私はタイビールが大好き。タイビールならチャーンビール、シンハービール、レオ(リオ)など好きですね。なので遠路はるばるタイに来てこの「しばり」はいつもストレスを感じるんです。生み出した「対策」としては「買いだめ」です。
ホテルや滞在先などで「冷蔵庫」があれば、コンビニやスーパーなどで上記赤字部分の販売時間内に買出しをすませておく。そして例えば夕方ホテルの部屋でタイビールとお惣菜をつまみながら1杯ということもできます。ホテルの部屋で軽くグラスを傾ける。大好きなタイビールを飲むのはそれは自由です。(法律がどうなっているのか定かではないですが、お酒の提供と販売が禁止なだけで、ホテルの部屋のようなプライベートな場所でお酒を飲むことを禁止されているわけではないと思います。たぶん)
ホテルにあいにく冷蔵庫ないよ! という方。私も経験あります。その時は「タイのウイスキー」というものをオススメします。蒸留酒で、ストレートやロックだけでなく、例えばコーラなどで割っても美味しいです。ラム酒タイプやカラメル色の焼酎のようなものも。実はタイは日本の焼酎や泡盛のルーツに当たるという有力説もあるほど由緒正しいお酒。タイのお酒はタイの料理と良く合います。ルールを守り、タイ旅行など訪問時は楽しみたいものです。
【(違法!?)時間外で販売提供するお店?】
あくまでも原則。たまに「お酒、アルコール類の提供販売が禁止されている時間」でもお酒を提供してくれることもあります。(あまり大きな声ではいえませんが、以前は「融通の利く」レストランや食堂などもありました。しかしそれはタイでは違法。くれぐれも無理にでも酒を飲ませろというのはNGです)重複しますが、あくまでもタイ旅行中は人に家にお邪魔しているというイメージ。タイの法律でそれを禁止していて、しかしながら こっそり提供販売している店があったとしても。それは関わらない方が良いでしょう。
タイの法律を守ってこそのタイ旅行。羽を広げる事はあったとしてもきちんとタイのルールを守り、タイの文化、風習、慣習を尊重する必要があります。日本の尺度と価値観、物差しで推し量る事は意味あるようで実は無意味かも。なぜならば「家」が違えば「ルール」が違うのは当たり前とも言えます。
【盲点・タイでは終日お酒が買えない日も!】
盲点なのは時間以外にもタイの祝日やカレンダーなどで、終日お酒の販売等が禁止されている日などがあること。お酒好きは「ご自分の旅行日」と「タイの禁酒日のカレンダー」をグーグルなどで調べておくと安心です。もうここまでくるとちょっと、タイビールが好きでタイ旅行へ来ている人間にとってみれば、嫌がらせレベル。心がざわつく事もあります。
実際、店主もこの日に遭遇して「つらい一日」を過ごした記憶があります。尚、私は「アル中」でない事を付け加えます。タイで過ごすと「タイのお酒」スイッチが入ってしまうのは事実。タイ料理とメチャクチャ合います。
『【タイでお酒販売禁止のイベント例】:・マカブーチャ(万仏祭) 禁酒日 ・ヴィサカブーチャ(仏誕節)禁酒日・アサラハブーチャ(三宝節)禁酒日・カオパンサー(入安居)禁酒日・オークパンサー(出安居)(禁酒日?)』
記事作成時点となりますが変動します。傾向として仏教関係のイベントが「禁酒日」となる可能性があります。終日お酒の販売を行わず。飲食店もお酒を提供しない。何度も強調します。初めてのタイ出張の際、禁酒日という「洗礼」を浴びました。ストックもなく、終日タイビールが飲めなかったのは、辛かった記憶が。その時はたまたま同じホテルに滞在していた日本人の女性に事情を教えてもらいしぶしぶ納得出来ました。詳細はグーグルなどで「タイ 禁酒日 カレンダー」等で調べられます!
2018/9/8 最終更新
【この内容は、個人的主観によるものです。責任などは負いかねます。あくまでも参考程度にご活用下さい】
チャーンビール、シンハービールは日本よりもラインナップが多く、また値段もお値打ち。1缶100円程度です(※記事作成時点。為替レート、現地物価状況による)。逆に日本のビールや欧米のビールがとても高く売られています。タイビールは日本だと逆に高いです。地産地消が基本ですよね。
タイは屋台文化が発達しています。そのため、ホテルで屋台からテイクアウトしたソーセージなどのお惣菜を「あて」にしてタイのお酒を飲むのも粋です。タイ料理のお惣菜はスーパーでも売っていますが、やはり屋台の専門店の作る料理はレベルが総じて高いです。部屋に電子レンジがあると完璧。
【タイの蒸留酒・ラム酒「sang som」】「SANG SOM」というお酒。ラム酒のようなあまい香りは甘いお菓子ににも合います。コーラと割ると「ラムコーク」のように飲めておいしいですよ。ラム酒が好きな人はすんなり入れると思います。世界でも賞を取るなど評価は高いお酒です。好き嫌いはあると思いますが、タイ雑貨屋店主としては「ファン」のレベルで好きです。仕事の無い日などはカバンに忍ばせお散歩などをしていました。公園のベンチに佇んで一杯など。屋台でおつまみを買って本場のタイ料理と合わせてルパン三世の「次元大介」のようにキュッと一杯。
酷暑のタイ。スパイシーなタイ料理とタイの蒸留酒・ラム酒「sang som」との調和。鼻に抜けるラム酒特有の甘い香り。原料はお米とからしいですが不思議。ラムと言えばブドウなのに。ラム酒はラム酒で美味しいですね。たまに買って飲んでます。
....皆様、お気づきかもしれませんが、店主はタイ料理と飲むお酒が好きなのです。泰国屋の店主のタイでの行動など、詳しくは泰国屋公式ブログで書いています。タイの屋台料理、フードコート、タイのお酒、マニアックなタイの写真など。全体的にマニアックです。
【許可を取って屋台で軽く一杯】タイの屋台などでは、コンビニで買ったお酒(タイビール)を持ち込んだりして皆さん思い思いのディナーを楽しんでいます(お店の人に一言 許可を取って下さいね)。尚、料理も頼まないで長時間の「長居」は屋台の店主さんも迷惑だと思うので、軽めに一杯という感じで。
現地タイでは日本人の観光客や現地駐在員の皆様に遭遇することもあります。バンコクかチェンマイの屋台で食べていると、隣に元気のいい(多少声が大きい)日本人のお兄さんたちだなぁと思い、声をかけビールをご馳走したのですが。ホストさんのタイ研修(ご褒美)旅行とのこと。礼儀正しいイケメンさんたちでした。
見た目はチャラいが見かけによらず。タイで久しぶりに日本語話しました。お酒を通じた出会い。タイ旅行での日本人との人間の出会い。それは男女問わず、予想外の人間との出会いや展開もあり面白いものです。旅のだいご味。それはタイ旅行でも。
【タイの代表的なビールの紹介動画】英語がわからくとも 映像だけで何となくわかると思います。シンハービール(ビアシン)、チャーンビール(ビアチャン)、レオビール(リオ)など。タイ旅行の予習用。復習用。タイ帰国後の「あぁ、いいな」というタイに戻りたい方用にも。
【タイビール動画がいっぱい】このページのタイビール紹介動画。このページをご覧のタイビール好きの「あなた」にオススメしてみたくて。タイビール動画をいつもより多く掲載してみました。タイビール好きな人は私(店主)は友達だと勝手に解釈しています。ラブ・タイランド。ラブ・タイビール。そういえばチャーンビールのアルコール度数が下がるというニュースを聞きました(2018/9時点)。「余計な事するなよと」いう心の声が聞こえます。チャーンビールロゴ可愛いですね。シンハーはクール。双璧。センスも良いです。